Komatsu City Philharmonic
第23回定期演奏会では、ジェラール・プーレさんのヴァイオリン独奏で
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番を演奏しました。
ジェラール・プーレ
Gérard Poulet
ジェラール・プーレは、指揮者とヴァイオリニストであったガストン・プーレの息子で、天才少年期を送る(父ガストンはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲家自身のピアノで1917年に初演した事で知られる)。11歳でパリ国立音楽院に入学し、2年後に審査員全員一致の首席で卒業。
18歳の時に、イタリアのジェノヴァでのパガニーニ・コンクールで優勝。巨匠ヘンリック・シェリングに師事。キャリアを世界中に広め、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカの各地で有名オーケストラと共演。名高い音楽フェスティバルや定期公演に出演している。
偉大な教育者でもあり、長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を2003年に退官後、パリCNR市立音楽院のソリストコースとエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執り、2005年4月から2009年3月まで東京藝術大学の客員・招聘教授を務めた。2010年4月から現在は昭和音楽大学の教授を務める。84歳を超えた現在も現役。
コンクールの優勝・上位入賞者を多数輩出し、日本のヴァイオリン界のレヴェルを確実に上げている。
数多くのマスタークラス、主要な国際コンクールの審査員(長)に招聘されている。日本では、京都フランス音楽アカデミー、いしかわミュージック・アカデミー、軽井沢国際音楽祭、河口湖ヴァイオリンセミナー、アップビートとかち音楽祭、NAGANO国際音楽祭、アーツ国際音楽セミナー《北海道》,《東京》、ミュージック・アカデミーinみやざき、妙高ストリングセミナーなどで講師を務める。また、多数の音楽大学(桐朋、国立、沖縄県芸、愛知県芸、フェリス、作陽、洗足)に招かれている。生涯で70枚以上のCD(LP)を出している。2019年8月に日本国内でジェラール・プーレ・ヴァイオリン・コンクールを開催し、楽器の貸与を実施した。
1995年にフランス芸術文化勲章 及び1999年に文化功労賞を受賞。
2019年5月にフランス文化省より、フランス芸術文化勲章の最高位コマンドール (Commandeur de l’ordre des Arts et des Lettres)を叙勲。
日本弦楽指導者協会、及び日本フォーレ協会の名誉会員。日本在住。
https://www.gerard-poulet.com
日本をこよなく愛し、日本とフランスをほぼ半々に生活している。
◆プーレ氏の言葉:「今が人生の最高。こんなに良い生徒たちを持ったのは生涯で初めて。多くの素晴らしい友人、同僚に恵まれ、日本にいる幸せを常に感じている。日本人の心(思いやり)、丁寧さ、規律の正しさ、日本の食事が大好き。」